肝細胞増殖の検出を目的としたブロモデオキシウリジン(BrdU)標識法による複製DNA合成(RDS)の測定(短報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
S期の複製DNA合成(RDS)はがん原性物質を評価する際の重要なマーカーとなる. 今回, BrdU標識法を使用して22の非変異・肝がん原性物質のRDSを測定し, 既報のTdR標識法による実験結果と比較検討した. その結果, 1つの化学物質を除くとTdR 標識法の結果とすべて一致した. BrdU標識法と病理組織学的な観察を併用することは, 今後, 化学物質の細胞増殖作用と肝がん化との関連性を解析していく上で有効なものと考える.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1997-01-25
著者
-
土谷 稔
(株)三菱化成安全科学研究所
-
勝田 修
(株)三菱化成安全科学研究所
-
宮川 誠
三菱安科研
-
土谷 稔
(株)三菱化学安全科学研究所
-
吉川 邦衛
三菱化学(株)横浜総合研究所
-
吉川 邦衛
三菱化学(株)研究開発本部横浜総合研究所安全性研究所
-
勝田 修
(株)三菱化学安全科学研究所
-
宮川 誠
(株)三菱化学安全科学研究所鹿島研究所
-
土谷 稔
三菱化学メデイエンス(株)試験研究センター病理研究部
関連論文
- 自然発生糖尿病ラット(WBN/Kob)の膵臓内分泌細胞数
- P-27 ルミノメーター(ATPフォトメーター)を用いた迅速簡便な細胞増殖抑制率の算出
- P-8 染色体異常陽性の肝がん原性物質における臓器特異的な肝細胞小核の誘発
- P-116 非変異・肝がん原性物質の3日間反復投与によるラット肝複製DNA合成(RDS)試験 : 第3回共同研究の結果報告
- コメットアッセイにおいてHepG2細胞を用いた間接変異原の検出
- ラットの下垂体に認められた未熟神経細胞成分を伴う神経節細胞腫 (短報)
- 肝細胞増殖の検出を目的としたブロモデオキシウリジン(BrdU)標識法による複製DNA合成(RDS)の測定(短報)
- コモン・マーモセット(Callithrix jacchos)にみられた自然発生病変
- DILATED CARDIOMYOPATHY IN A WISTAR RAT
- Fischer344ラットに認められた肥胖細胞腫の1例
- B6C3F_1マウスに認められた悪性卵黄嚢腫瘍
- P-19 DNA合成阻害剤および有糸分裂抑制剤の幼若ラットを用いた肝細胞小核試験
- P-18 幼若ラットを使用した肝細胞小核試験の検討 : 投与経路および投与回数の検討
- P-048 放電により発生させたイオンを含む空気の吸入暴露による肺におけるコメットアッセイ(ポスターセッション)
- ウサギの子宮平滑筋腫内に拡がった内膜腺癌(短報)(病理学)
- 細胞増殖とガン化 : 非変異あるいは変異の肝ガン原性物質による細胞増殖作用
- 発がん性予測試験 : ラット・マウスの肝複製DNA合成(RDS)試験