Fischer344ラットに認められた肥胖細胞腫の1例
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概要
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ラットの縦隔に自然発生した肥胖細胞腫を病理学的に検索した. 光顕的には中等度の大きさで円形あるいは多角形の腫瘍細胞がシート状に密に増殖しており, 細胞質内には好酸性の顆粒を富有していた. 一部の腫瘍細胞の顆粒がトルイジン青染色で異染性を示したが, 大部分は陰性であった. 電顕的には細胞質内顆粒は単層の限界膜で囲まれ, 中等度電子密度の細顆粒状であった. また顆粒内には稀に渦巻様構造も観察された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1992-08-15
著者
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山岸 保彦
(株)三菱化学安全科学研究所
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勝田 修
(株)三菱化学安全科学研究所
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山岸 保彦
株式会社三菱化成安全科学研究所
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勝田 修
株式会社三菱化成安全科学研究所
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土谷 稔
株式会社三菱化成安全科学研究所
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土谷 稔
三菱化学メデイエンス(株)試験研究センター病理研究部
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