フレンチブルドッグに見られた組織球性潰瘍性大腸炎の1例(短報)
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概要
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9ケ月齢,雌のフレンチブルドック(体重10.7kg)が生後4ケ月齢より慢性大陽性下痢を呈した.大腸二重造影で結腸遠位から直腸近位に軽度な粘膜の粗造化を認めたため,大腸の内視鏡検査を実施した.その結果,同部位に広範な充血と多数の点状出血を伴った粗造な粘膜と潰瘍が観察された.病変部の生検の結果,粘膜固有層に多数のPAS染色陽性の組織球浸潤が証明され,粗織球性潰瘍性大腸炎(HUC)と診断された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2003-03-25
著者
-
田中 宏
中山獣医科病院
-
中山 正成
中山獣医科病院
-
高瀬 勝昭
北里大学獣医畜産学部外科学教室
-
Takase Katsuaki
Department Of Veterinary Surgery School Of Veterinary Medicine And Animal Science Kitasato Universit
-
Nakayama Masanari
Nakayama Veterinary Hospital
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