JIT環境における車種投入順序問題のための2段階法
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概要
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車種投入順序問題では, 当初の投入順序とは異なる順序で塗装ラインを終える塗装完了ボディを, どのように最終組立ラインの直前に設置された塗装完了ストレージにおいて並べ直すか, という点が重要である.ジャスト・イン・タイム(JIT)のプル・システムの下での投入順序は, 次の2つの主目標を満たすことが要求される.第1は部品使用量を平準化することであり, 第2はラインストップを防ぐため, 各ワークステーションにおける作業量を平準化することである.この順序問題のため, 我々は実際の観察に基づいた2段階法を提案する.その第1段階では, まず第1目標のみに注目して目標追跡法を用いる.第2段階では第2目標に焦点を当てるが, ここでは一般に自動車産業で用いられているルールベース法による順序並び替えの有効性を, より一般的な時間ベース法による場合と比較して検証する.我々は最終組立ラインの実状に基づいたシミュレーション実験を行い, 作業量平準化のための第2段階には, ルールベース法の方が時間ベース法より優れた結果をもたらすということも示すことができた.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 2000-02-15
著者
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