ロット生産方式において稼働率の向上をはかりながら納期を維持する非定常品目の受注選択とスケジュールに関する研究
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概要
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ロット生産方式は多くの場合, 見込み生産によって行なわれるが, 場合によって, 受注後いくつかの注文をまとめてロットの構成をすることができる時は, 受注生産様式にも適用される.またこの場合, 生産される品目数は不特定で, 各品目の加工フローは合流または分岐するため, 各工程での品目数は必ずしも同一ではないので, 各工程の生産能力のバランスがとれないこともあるが, 品目の受注の仕方, 仕在庫, ロットの大きさ, および加工時点を工夫することにより稼働率を高めることができる.本研究では見込み生産率のロットの加工着手時点をずらし, 遊休発生時点と遊休時間の大きさのスケジューリングにより, 非定常品目の受注に対する納期の基準が得られた.また, 導かれたその時の仕掛待ちの時間の式が段取替回数とともに, 非定常品目の受注に関する経済性の問題を検討する上での基準となる.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1976-12-31
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