犬のオーエスキー病の発生例 (短報)
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概要
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病理組織学的検査及びウイルス分離により,犬のオーエスキー病が確認された(1986年3月8日). 主な臨床症状は,沈うつ,流涎および掻痒であった. 病理組織検査では,中枢神経系において,脳脊髄炎と神経節炎が観察され,神経細胞およびグリア細胞の核内に封入体が認められた. 免疫酵素抗体法により,核内封入体に一致して,オーエスキー病ウイルス抗原が検出され,脳,胸髄,心および胸腺からオーエスキー病ウイルスが分離された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1988-02-15
著者
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鴻巣 泰
埼玉県大宮家畜保健衛生所
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桜井 健一
埼玉県大宮家畜保健衛生所
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松岡 俊和
埼玉県大宮家畜保健衛生所
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飯島 雄二
埼玉県大宮家畜保健衛生所
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田宮 和枝
埼玉県大宮家畜保健衛生所
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沖 三雄
埼玉県大宮家畜保健衛生所
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新井 則雄
埼玉県大宮家畜保健衛生所
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神田 幹雄
埼玉県所沢市開業
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松岡 俊和
埼玉県農大学校
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