ストレプトゾトシン誘導糖尿病ラットにおけるグルタチオン関連解毒機能の変化
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概要
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ストレプトゾトシンで誘導された糖尿病のラットにおける解毒機能を解明するために, 著者らは糖尿病ラットに対して主に肝臓に作用し, グルタチオン抱合を受ける2種の薬物, エチオニンとベンツ(a)ピレンを投与し, 肝のグルタチオンおよびその関連酵素の変化を検討した. ストレプトゾトシン誘導糖尿病ラットの肝では, 総グルタチオン量, グルタチオンS-トランスフェラーゼ活性およびグルタチオン-インスリン トランスヒドロゲナーゼ活性が低下し, グルタチオン ペルオキシダーゼ活性は上昇していた. 非糖尿病ラットにエチオニンおよびベンツ(a)ピレンを投与すると, これらの機能が特有の変化を起こしたが, 糖尿病ラットではこのような毒性に対する生体の反応が抑制される傾向がみられた.
- 1993-12-15
著者
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