蛍光標識インスリンを用いた新しいグルタチオン-インスリン トランスヒドロゲナーゼの定量法
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概要
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ラット肝臓中のグルタチオン-インスリン トランスヒドロゲナーゼ (GIT) 活性を, Fluorescein isothiocyanate-Iで標識したインスリンを基質とし, 高速液体クロマトグラフィー (HPLC) を用いてその減少を観察することによって定量する方法を開発した. 標識したインスリンは, 逆相HPLC分析では結合した蛍光色素量の異なる数種のピークをもつことがわかった. そこで, これらのうちmono-fluorescein-thiocarbamylated insulinの減少を観察することで用量依存的な定量が可能となった. 本法は迅速, 簡便で従来のRIを用いる定量法に替わりうるものと考えられた.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1991-02-15
著者
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