仮想支点山止め計算法における固定度について
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概要
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近年の工事の大規模化や, 地下連続壁等の新しい山留め材の開発普及に伴い, 山留め架構の設計で, 山留め壁の応力や変形の検討は不可欠なものとなった。しかし, 山留め計算法は種々提案されているが, どの方法を使用するかによって得られる結果にばらつきがあり, 確定的な方法はない。著者の一人が提案した仮想支点山留め計算法は, 特に軟弱地盤の根切り工事において, 山留め架構の挙動を知るうえで妥当な結果を得るとされている。しかしながら, 支点位置での固定度など, 更に定量的に追求しなければならない部分を残している。本報告は, 東京大手町での山留め応力の実測値と, 仮想支点山留め計算法の適応性を再確認するとともに, 使用に当たって, 最も問題となる支点位置での固定度の検討について示したものである。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1981-09-15
著者
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