浅いトンネルの覆工に作用する土圧の合理的算定法 : その2
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概要
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「土と基礎」Vol.19,No.11(1971年11月号)に掲載された(その1)に続く内容である。土圧算定の考え方は(その1)と同じであり, 以下記号は(その1)と同じとする。本文ではつぎの諸点について書き加えた。1)裏込めが塑性平衡状態にある変位中の壁を停止させると土圧がしだいに増加する。これを考慮して覆工施工後に地盤の応力状態が回復したときの土圧の算定法を示した。土圧増加が摩擦抵抗角ψ_<fr>の減少にあるとし, 擁壁実験より求めた土圧増加が20%である事実と仮定の下にランキン状態の土圧が20%増加するときのψ_<fr>を内部摩擦角とβに対し求めた。さらにクーロン土圧係数をψ_<fr>に対し求め, 応力回復後の土圧係数K_Cと塑性平衡状態のものK_<AC>との関係をK_C=mK_<AC>で表わし, mとαの関係をβをパラメーターにして示した。2)地震時土圧は水平設計震度に対し算定しクーロン土圧の部分の地震時土圧係数とαの関係を震度, βをパラメーターにして図示した。3)トンネルの底面反力を外周の主働土圧, 応力回復後の土圧, 水圧, 覆工の自重, 覆工に作用する地震力を考慮して計算した。
- 1973-03-15
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