猫から分離された犬パルボウイルス2b型の猫に対する病原性(ウイルス学)
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概要
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近年,猫から犬パルボウイルス(CPV)2a型及び2b型が分離されているが,その猫に対する病原性は明確になっていない.そこで,猫から分離されたFP84株(CPV2b型)の猫に対する病原性を感染試験で検討した.その結果,FP84株は猫で増殖し,下痢,白血球減少等の症状を示し,3頭中2頭が死亡した.FP84株は猫に対し病原性を有していたので,猫におけるCPV感染に対する猫汎白血球減少症不活化ワクチンの有効性を確認する必要がある.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2003-09-25
著者
-
伊藤 治
動物医薬品検査所
-
伊藤 治
農林水産省動物医薬品検査所
-
牧江 弘孝
農林水産省動物医薬品検査所
-
嶋崎 洋子
農林水産省動物医薬品検査所
-
蒲生 恒一郎
農林水産省動物医薬品検査所
-
千田 恵
農林水産省動物医薬品検査所
-
井上 剛光
農林水産省動物医薬品検査所
-
蒲生 恒一郎
農林水産省動物医薬品検査所 検査第一部
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