大形試験片による海水腐食曲げ疲労試験
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The authors have newly designed and manufactured a large rotating bending fatigue test machine (Cantilever type, Max. bending moment 7 t-m, Standard diameter of specimen 125 mmΦ) and tested specimens of 135 mmΦ under sea water corrosion.The specimens have been taken from steel bars forged from 1.4 ton ingots made by acid openhearth process (forged ratio=6) and annealed in the furnace. The chemical and mechanical properties of the specimensare as shown below : [table]10 mmΦ specimens of the same material having simillar shape have been also tested under sea water corrosion for comparison.The following facts have been revealed by the tests : (1) Fatigue strengths of 130 mmΦ and 10 mmΦ specimens at 10^8 stress reversal were 11.2kg/mm^2 and 3.5kg/mm^2 respectively.(2) Depth of cracks found on the corroded surface of specimens is calculated by the following formula : l=C×log_10(N/(Nc))where l : Depth of corrosion cracks (mm)C : Constant, determined by the method of corrosion (=0.86 in this experiment)Nc : Limit of stress reversal at which corrosion cracks will originate(=1.7×10^6 in this experiment)N : No. of stress reversals.(3) When N does not exceed 1.7×10^6,cracks will not originate.(4) A reversal stress limit (σ_C) at which surface cracks have originated on large corroded specimens may be pressumed about 5kg/mm^2.(5) There is also a reversal stress limit (σ_0) at which fine cracks on the non-corroded specimens begin to develope, σ_0 is assumed about 11 kg/mm^2 for the steel tested (6) Failure of corroded specimens may occur when reversal stress has increased as the result of reduction of effective area by surface cracks and exceeds σ_0.(8) Fatigue limit of large corroded specimens is designated by σ_0.(8) There may be no fatigue limit for small corroded specimens.
- 社団法人日本船舶海洋工学会の論文
著者
関連論文
- 日本材料学会疲労試験方法規約および同規格解説について : 規格作成のいきさつ
- 38 舶用タービン減速用遊星歯車装置の開発について(昭和45年学協会刊行物掲載論文再録集)
- 舶用丸ボイラの強度について
- 材料力学研究会
- 高周波焼入れしたクランク軸の回転曲げ疲れ強さについて
- 高周波焼入れした大形圧入材の疲れ強さ
- 高周波焼入れした大形圧入材の疲れ強さ
- 排ガスエコノマイザ蒸発管の損傷解折
- 一定応力振幅下における圧入軸疲れ寿命のばらつき
- 二段多重重複荷重による大形圧入軸の曲げ疲れ試験
- 二段多重重複荷重による大形圧入軸の曲げ疲れ試験
- 材料の疲れにおける表面効果整理資料(その3) : 5.腐食・ふん囲気の疲れ強さに及ぼす影響
- ピストン用アルミニウム合金の疲れ強さについて
- 大形鋳鍛鋼材の静的強度と疲労強度との対応について
- 折損クランク軸の曲げ疲れ強さの信頼性
- 普通鋳鋼品の疲れ強さ
- メカニカルインピーダンス法による構造物の振動解析
- 高出力船の船体振動応答について
- 125 金属材料疲労強度データベースによる静的強度データの解析 : 第一報 各種静的強度データ間の相関関係(統計的取扱い)
- 静強度パラメータ間の相関関係
- 海難の動向とその原因
- 破壊事故および対策の最近の傾向 : (3)舶用機械における事故防止の考え方(破壊事故の解析と防止対策小特集号)
- 超大型油槽船の推進装置の動向と問題点
- 疲れ損傷の最近の動向
- マクロ的破面観察による損傷原因の解明について
- 鋳鋼材の静的強度および塑性疲労強度に及ぼす鋳造欠陥の影響
- 実働応力と実働荷重およびその因子
- 船舶用ディーゼル機関のクランク軸の強度設計
- 隣接表面き裂の相互干渉効果
- 表面き裂伝ぱにおよぼす環境の影響
- 寿命分布と強度分布の両方を考慮した S-N 線図の統計解析
- き裂伝ぱに及ぼす環境の影響
- フラクトグラフィ--破面観察の技術
- 舶用減速歯車における歯面荷重の許容限界について : (第2報使用実績よりの検討)
- LPGタンク用鋼板における疲労き裂伝ぱ,破壊じん性及び疲労破壊じん性
- 一体形クランク軸の曲げ形状係数
- 一体形クランク軸の曲げ形状係数
- 大形軸の曲げ疲れ強さに及ぼす溶接欠陥の影響
- 大形軸の曲げ疲れ強さに及ぼす溶接欠陥の影響
- 一体形クランク軸の曲げ疲れ強さ : (第1報, ピンおよびジャーナルのすみ肉半径の影響)
- 一体形クランク軸の曲げ疲れ強さ : 第1報, ビンおよびジャーナルのすみ肉半径の影響
- 大形疲れ試験の結果について : 第3報, 段付試験片の疲れ試験
- 大形疲れ試験の結果について : 第3報, 段付試験片の疲れ試験
- 大形試験片による海水腐食曲げ疲労試験
- 大形試験片による押ばめ部の曲げ疲労試験
- 3.き裂および表面欠陥の疲れ強さに及ぼす影響(材料の疲れにおける表面効果整理資料(その1))
- 大形疲れ試験の結果について : 第5報, き裂疲れ強さおよびき裂進行速度と試験片寸法
- 大形疲れ試験の結果について : 第5報, き裂疲れ強さおよびき裂進行速度と試験片寸法
- 大形疲れ試験の結果について : 第4報, 段付試験片のき裂進行
- 大形疲れ試験の結果について : 第4報, 段付試験片のき裂進行
- 大形試験片による海水腐食曲げ疲労試験
- 大形試験片による押ばめ部の曲げ疲労試験
- 大形疲れ試験の結果について : 第2報, 平滑試験片のき裂進行
- 大形疲れ試験の結果について : 第2報, 平滑試験片のき裂進行
- プロペラ軸の曲げ疲労破壊の進行過程についての一考察
- クランク軸系振動の実船計測結果について (第2報)
- クランク軸系振動の実船計測結果について (第一報)
- クランク軸の実働応力の測定法と測定結果
- 大形試験片による海水腐食曲げ疲労試験
- 大形試験片による押ばめ部の曲げ疲労試験
- 船の軸系の振動についての問題点
- プロペラ軸の腐蝕疲労について
- プロペラ軸の腐蝕疲労について(その2) : 曲げ疲労による折損
- プロペラ軸の腐蝕疲労に就いて(その一)
- プロペラ軸の腐蝕疲労について(その一) : ねぢり疲労について
- プロペラ軸の腐蝕疲労について-1-
- フラクトグラフィ (破面観察の技術)
- クランク軸系の回転変動によって誘起されるねじり振動と縦振動
- 大形疲れ試験の結果について : 第1報, 試験機の構造と平滑試験片についての試験
- 大形疲れ試験の結果について : 第1報, 試験機の構造と平滑試験片についての試験
- プロペラ軸スリーブの浸蝕について
- 戰時標準型蒸氣タービン及び減速装置の事故について
- Lower Confidence Limit of Bending Fatigue Strength of Crankshaft Fractured in Service
- タイトル無し