プロペラ・ハル・ボルテックス・キャビテーション
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概要
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Propeller-Hull-Vortex Cavitation(以後, PHV Cavitationと略す)と呼ばれる特種なキャビテーションがNorwegian Ship Model Experimental Tank(以下ノルウェー船型試験水槽と称する)のキャビテーショントンネルで調査された。このキャビテーションはプロペラから船尾部上部または前方に拡がる空洞の核をもつ渦の形で発生する。このようなキャビテーションはあるタイプの実船にも生じ, さらに船尾部騒音および振動を起こす事等が指摘されている。船尾形状, チップクリアランス, プロペラ荷重および空洞数が上記のキャビテーションに及ぼす影響を系統的に調査した。プロペラ直上の船体に装着した, 小さな垂直フィンはPHV Cavitationを減少させるのに極めて効果的である事が見いだされた。また PHV Cavitationに対する可能な物理的説明をするため, 諸仮説が提案された。
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