餅状フッ素系軟質裏装材の開発研究
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概要
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すでに,吸水性がきわめて小さく,アクリル樹脂との接着性に優れ,材質的にも安定したフッ素系軟質裏装材(クレペート)を開発し,臨床で応用してきたが,この材料にも操作性および軟らかさの点で改良する必要が認められた。そこで,この材料の優れた物性を変えることなく,これらの問題点について改良が加えられれば,臨床での応用範囲がより広がると考え,餅状フッ素系軟質裏装材を試作した。すなわち,分子の末端にメタクリル基をもつ合フッ素オリゴマーを在来の軟質フッ素樹脂に混合することによって可塑性を与え,技工操作の簡便化を図ると同時に,分子間架橋して粘弾性をも向上させた。本論文は,この新材料の理工学的性質および医用材料としての適性について検索したものである。
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1986-04-01
著者
-
早川 巖
東京医科歯科大学大学院摂食機能回復学講座摂食機能評価学分野
-
早川 巖
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科口腔機能再建構築学系摂食機能回復学講座摂食機能評価学分野
-
長尾 正憲
東京医科歯科大学歯学部高齢者歯科学講座
-
増原 英一
東京医科歯科大学医用器材研究所
-
増原 英一
総合歯科医療研究所
-
増原 英一
東京医科歯科大学医用器材研究所有機材料部門
-
増原 英一
東京医科歯科大学
-
鈴木 勝美
東京医科歯科大学歯学部第3歯科補綴学教室
-
野村 知子
東京医科歯科大学歯学部第3歯科補綴学教室
-
松井 一則
東京医科歯科大学歯学部第3歯科補綴学教室
-
長尾 正憲
東京医科歯科大学大学長
-
早川 巖
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科口腔機能再構築学系摂食機能回復学講座全部床義歯補綴学分野
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