顆路と切歯路の相関性に関する3次元的研究第1報 : 運動学的解析
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概要
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下顎の偏心運動は顆路と切歯路によってガイドされる。しかし臨床の場で切歯路を3次元的に設定する具体的な方法はまだ明示されていない。著者らは偏心運動時の蝶番運動回転角をパラメータとし顆路と切歯路の相関を解明するために,運動学の一般理論にもとづく剛体の3次元空間内における自由な運動の1次近似式から,全運動軸を前方運動の基準点として下顎の前方および開閉運動の一般式を導出した。またCross Point上に側方運動の基準点をとり左右の側方運動の一般式を導出した。これらの理論式を既発表の実測データと比較したところ,よく一致することが示唆された。
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1985-02-01
著者
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