描記式パントグラフを用いた側方運動時の顆頭間軸の Cross Point に関する研究
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概要
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下顎側方運動の終端位置における顆頭間軸は, 作業側顆頭の近傍で3次元的に終末蝶番軸に近接し Cross Point をつくる. 描記式パントグラフを用い, 側方運動時の Cross Point の挙動を調べたところ, 平均軌跡だけでなくすべての被験者に真横へ向かう作業側顆路が潜在することが示唆された. いっぽう, その顆路にはわずかながら変動幅が認められ, 顆路の運動をスムーズに行わせる緩衝幅の存在が示唆された.
- 社団法人日本補綴歯科学会の論文
- 1984-04-01
著者
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