TEA捕集管を用いた居住地14地点で一年間測定した二酸化窒素濃度の特徴
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概要
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神戸市東部地域で居住地ベランダ等の14地点(中央区2,灘区6,東灘区6)でTEA捕集管法を用いて,1997年4月1日から一年間の居住地NO_2濃度調査を実施した。結果,以下のことが判明した。(1)全体的には,大阪湾沿岸部地点で高濃度で,六甲山山麓部地点で低濃度であった。(2)一年間測定した13測定地点は四季別の最高濃度から4タイプに分類され,冬期に高濃度となる臨海部冬型,夏期に高濃度となる山麓部夏型,その中間地域が高濃度となる春型と夏型とは逆方向の秋型とに分かれた。(3)日平均濃度が40ppbを越えた測定地点が20%以上であった年間日数は105日間にも及んだ。特に3〜4月では33日で,その内の70%は全体の30%以上の地域で,日平均濃度が40ppbを越え,春期の高濃度汚染が深刻である実態が明らかとなった。
- 社団法人大気環境学会の論文
- 2000-07-10
著者
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