Anopheles farauti 卵の耐乾性
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概要
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ソロモン諸島国におけるマラリアの主媒介種であるAnopheles farautiの卵の耐乾性を調べるために, 実験コロニーより得られた卵を使って室内実験を行った。濡れたペーパータオルまたは濡れた枯葉の上に, 夜間産まれた卵を翌朝そのまま室内で乾燥させ, 温度29±2℃, 湿度70∿90%の条件下で保存した。次の日から一部を水に浸し, 孵化する卵の割合を10日間にわたって調べた。孵化率は乾燥期間が長くなるにしたがい低下したが, 少数の卵は6日間の乾燥の後でも生き残り, 孵化した。
- 日本衛生動物学会の論文
- 1991-03-15
著者
-
鈴木 博
長崎大学熱帯医学研究所
-
KERE Nathan
Medical Training and research Institute, Ministry of Health and Medical Services
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Kere Nathan
Medical Training And Research Institute Ministry Of Health And Medical Services
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鈴木 博
(現)長崎大学熱帯医学研究所
-
岡沢 孝雄
(現)富山医科薬科大学寄生虫学教室
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