日齢に伴うミツバチのハチ毒成分
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概要
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働きバチ, 女王バチのハチ毒成分の比較および日齢に伴うハチ毒成分の変化を, 電気泳動, 高速液体クロマトグラフィーにより調べた。働きバチ毒は, フォスフォリパーゼA_2,メリチン, アパミン, MCD-ペプチドを含む13成分を泳動分析により確認した。一方, 女王バチ毒では働きバチ毒の泳動パターンと異なり, MCD-ペプチドが認められず, また働きバチ毒にはみられない未同定物質を検出した。働きバチ, 女王バチとも日齢に伴い, 出房後14日までにハチ毒成分が顕著に増加することがわかった。
- 日本衛生動物学会の論文
- 1987-09-15
著者
-
川合 述史
自治医科大学第一生理
-
川合 述史
自治医大 生理学
-
岡田 一次
玉川大学農学部昆虫学研究室
-
岡田 一次
玉川大学農学部
-
井上 秀雄
玉川大学農学部昆虫学研究室
-
中嶋 暉躬
(現)東京大学薬学部薬品分析化学教室
-
井上 秀雄
ミノファーゲン製薬研究所
-
川合 述史
自治医科大学第一生理学教室
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