前大脳動脈A1 segmentに発生した紡錘状動脈瘤の1例
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概要
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前大脳動脈A1segmentに発生する紡錘状動脈瘤は稀である.症例は59歳の女性で, くも膜下出血で発症した.脳血管撮影で前大脳動脈A1 segmentの遠位部に紡錘状動脈瘤を認め, pterional approachにて根治術を行った.Clippingに際しては, 有窓clipを2個用いて穿通枝を温存し, 親血管を形成する形でtandem clippingを行った.術後経過は順調で, 正常圧水頭症に対し脳室腹腔短絡術を施行したのち, リハビリテーション科に転科となった.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1998-05-20
著者
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若井 晋
獨協医科大学脳神経外科
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好本 裕平
獨協医科大学越谷病院脳神経外科
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好本 裕平
東京医科歯科大学難治疾患研究所
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好本 裕平
獨協医科大学越谷病院 脳神経外科
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佐藤 明善
獨協医科大学脳神経外科
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