The sinking skin flap syndromeの ^<123>I-IMP SPECT 所見について
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概要
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骨弁除去を受けた26歳の男性が,3カ月後に右片麻癖とゲルストマン徴候を呈した.頭蓋欠損部は陥凹し,いわゆる.sink skin frap syndrome(SSFS)と判断した.頭蓋形成後に神経症状は徐々に改善した.頭蓋形成前のIMP SPECTのearly phaseでは前頭側頭部から頭頂部にわたる血流低下がみられたが,deayed phaseでは前頭頭頂部の再分布は良好で,viabilityは保たれているものと思われた.頭蓋形成後,同部の血流は改善した.SSFSの脳血流動態やその予後について,lMP SPECTは有用なモニターになると思われる.また,シャントの存在がSSFSをさらに発生しやすい環境にしていたものと考えられた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1997-04-20
著者
-
今村 純一
国立下関病院脳神経外科
-
池山 幸英
国立下関病院 脳神経外科
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自見 康孝
国立下関病院脳神経外科
-
金 茂成
国立下関病院脳神経外科
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山口 美隆
国立下関病院放射線科
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山口 美隆
国立下関病院
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