Fatal Epistaxis Caused by Rupture of an Intratumoral Aneurysm Enclosed by a Large Prolactinoma : Case Report
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は72才女性で鼻出血にて来院, 神経学的検査(CT, 3D Ctangio, CAG)にて巨大Prolactin産生下垂体腫瘍とその中に取り込まれるように大きな海綿静脈洞部内頚動脈瘤を認めた。周囲の骨構造は腫瘍湿潤と親展により浸食破壊され, 主に前下方の副鼻腔例に腫瘍は親展していた。手術待機中に腫瘍内動脈瘤が破裂し, 致命的な大量鼻出血となった。クモ膜下出血は起こさず, 骨の浸食破壊された鼻咽頭腔内への出血であった。最も抵抗の少ない方向への出血となったものである。動脈瘤が全く腫瘍内に埋没した形のもはまれであり, それが致命的な鼻出血を起こすことは更に極めてまれであるので報告した。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1998-10-15
著者
関連論文
- 173) 腕頭動脈狭窄に対してステント植え込み術を施行した一例
- 脊髄硬膜内髄外cavernous angiomaの1例
- ^T1 SPECT で強い集積を示した radiation necrosis の1例
- 溶連菌感染症後に見られた尾状核-被殻の病変
- Fatal Epistaxis Caused by Rupture of an Intratumoral Aneurysm Enclosed by a Large Prolactinoma : Case Report
- MRIにて増大を認めた外傷性前大脳動脈瘤の1例
- The sinking skin flap syndromeの ^I-IMP SPECT 所見について
- 19. 海綿静脈洞部巨大動脈瘤に対する Trapping あるいは carotid ligation とSTA-MCA 吻合術の併用