脳動静脈奇形のradiosurgeryにおける超高速CTの有用性 : 第1報 動注dynamic CTによるnidusの空間的評価
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概要
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脳動静脈奇形(AVM)15例に対する定位的放射線外科療法の治療計画の際,より正確なnidusの立体構造を把握することを目的とし,血管撮影の補助手段として超高遠CTを用いた動注dynamic CT(D-CT)を試みた.動注D-CTは軸位画像上におけるAVMの連続撮影を実現し,より明瞭なnidus像の描出を可能とした.MRIと比較した11例中,D-CTでは10例において境界明瞭なnidus像が得られたのに対し,MRIでは4例においてのみであった.特に,塞栓術後や出血例においてD-CTにおけるnidusの境界はMRIより信頼性が高いことが示唆された.D-CTによるnidusの情報は治療計画においてきわめて有用であった.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1994-03-20
著者
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細田 浩道
茅ヶ崎徳洲会総合病院脳神経外科
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坂田 勝巳
茅ヶ崎徳洲会総合病院脳神経外科
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日高 聖
神奈川県総合リハビリステーションセンター脳神経外科
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日高 聖
茅ヶ崎徳洲会総合病院脳神経外科
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石渡 祐介
湘南鎌倉総合病院脳神経外科
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石渡 祐介
湘南鎌倉病院脳神経外科
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山滝 昭
湘南鎌倉病院脳神経外科
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