顕微鏡下腰椎椎間板ヘルニア手術用吸引リトラクター
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概要
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腰椎椎間板ヘルニアに対するmicrodiscectomyの術中に,硬膜外静脈叢よりの出血が手術の妨げとなることがある.われわれは神経根をリトラクトしつつ出血をコントロール可能な吸引リトラクターを開発した.これは幅5mm,厚さ1mmの先端部に吸引孔を設けたもので,従来の吸引管と同様な感覚で指でマニホールドを開閉することで吸引圧の調節が可能である.先端部を円弧状かつ舌状にすることにより神経根への圧排による影響が軽減され,容易に神経根直下に挿入できる.形状はバイオネット型とし,顕微鏡の視野の妨げにならないように工夫した.特に硬膜外静脈叢よりの出血が激しい時は,われわれの吸引リトラクターを用いることで手術野の確保が容易となり,きわめて有用である.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1995-05-20
著者
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