全国統計からみた最近のわが国のグリオーマの治療成績

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概要

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• 2000年1月に発行された脳腫瘍全国集計調査報告第10巻よりグリオーマの治療成績を検討した.近年の脳腫瘍発生頻度の動向としてグリオーマが減少し,髄膜腫や神経鞘腫の頻度が高くなる傾向がある.グリオーマの予後を規定する因子として組織診断,手術摘出率,術前のperformance status,年齢などがあげられているが,本統計においても,手術摘出率が高い症例,臨床悪性度の低い症例,70歳未満の症例で予後が有意に良好であった.悪性グリオーマに対し放射線治療は有効であるが,星細胞腫では必ずしも有効といえず,さらに検討を要するものと考えられる.

• 日本脳神経外科コングレスの論文
• 2002-05-20

著者

• 野村 和弘

  国立がんセンター中央病院脳神経外科

• 渋井 壮一郎

  国立がんセンター脳外科

• 渋井 壮一郎

  Neurosurgery Division, National Cancer Center Hospital

• 野村 和弘

  国立がんセンター中央病院

• 野村 和弘

  Neurosurgery Division National Cancer Center Hospital

• 渋井 壮一郎

  国立がんセンター中央病院 脳神経外科

• 渋井 壮一郎

  国立がんセンター脳神経外科

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