Note on Philippine Oxalis acetosella
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概要
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ベルドカンプ(1971)は,フィリピンのルソン島から,ミヤマカタバミ(Oxalis acetosella subsp. griffithii)を報告している。昨年,ライデンの国立ハーバリウムを訪れた際,実際にその標本を検討してみたところ,それはタイワンの高山に分布するsubsp. formosanaと同一であることが分った。フィリピンの標本はルソン島北部のプロン山の霧林帯で採られている。タイワンとフィリピン北部の高山に同じ亜種が分布することは,植物地理学的にみても不思議ではない。
- 日本植物分類学会の論文
- 1981-06-15
著者
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