なめらかなユーザインタフェースによる地図情報検索システム (<特集> インタラクティブソフトウェア)
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概要
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情報検索に対して多数の可視化手法が提案されているが,それらのほとんどは単一の手法によるものであり,名前の一部分といった曖昧な知識からの検索には効率的とは言えない. 一方,人間は日常的には曖昧な手がかりから物を探していることが多い.例えば図書館で本を探すには,目的の本が含まれる分類の書架にある本を見て本の題名や色や大きさなどの様々な手がかりから探している.また,本棚で著者や題名を見て索引力一ドを調べることにより関連する情報を得ることもできる. このような現実世界での検索の方法を可能にするために,情報の可視化,キーワード検索,分類検索を,なめらかにズーミングするインタフェースで統一し,曖昧な知識から情報の検索範囲を絞り込んでいくことのできる複数のビューによる情報検索システムを構築した.ユーザは,それぞれのビューで検索範囲を変えていくことで,思い通りに情報空間を探索することができる.
- 日本ソフトウェア科学会の論文
- 1997-05-15
著者
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水口 充
シャープ(株)ソフトウエア研究所:(現)ソニーコンピュータサイエンス研究所
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柏木 宏一
シャープ(株)研究開発本部健康システム研究所
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増井 俊之
シャープ(株)ソフトウェア研究所
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柏木 宏一
シャープ(株)ソフトウエア研究所:(現)ソニーコンピュータサイエンス研究所
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ジョージ ボーデン
シャープ(株)ソフトウエア研究所
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ジョージ ボーデン
シャープ(株)ソフトウエア研究所:(現)ソニーコンピュータサイエンス研究所
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