多重世界機構とその論理的意味
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概要
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Uranusは,知識表現を中心とした総合プログラミングシステムである.多重世界機構を導入し,様々の概念の空間や,時間が取り扱えるようになっている.ここでは,この多重世界機構の論理的意味に関して考察する. 多重世界の間の見え方の関係を,継承する側(概念階層で言えば下位,時間で言えば未来)から継承される側(上位/過去)ではなく逆に継承される側から継承する側の向きに定義することにより,assertionに単純な意味付けができることがわかった.即ち(assert P Q)の意味は□(P←Q)←〓Pで与えられる.ここで□は自分から見える世界すべてで以下の式が成立するという様相記号,〓は自分から見える世界で以下の式が否定されていないという様相記号である. この意味論に従うと,常識推論なども簡潔に取り扱える.
- 日本ソフトウェア科学会の論文
- 1987-10-15
著者
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