パッチグラフトを用いたCEA : 手術手技と中期成績
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
We examined the value of synthetic patch grafts in patients undergoing carotid endarterectomy (CEA). Patch grafting using a Hemashield was adopted in 22 CEA procedures. Mild hypothermia at 34°C was induced in the patients to reduce the risk of cerebral ischemia during carotid clamping. Monitoring by two kinds of cerebral oximetry was undertaken continuously to evaluate the cerebral blood flow. Cardiac output (CO) was calculated two times during normothermia and at 34°C. Systemic heparinization was induced intraoperatively, and was then continued 5 days postoperatively. The average clamping time of the carotid artery was 72 min. By inducing hypothermia, the jugular bulb venous oxygen saturation was raised by 2% on average (n = 10). On the other hand, the CO did not change (n = 7). The diameter of the internal carotid bulb was increased by 31% compared with that in primary closure. We did not encounter any cerebral ischemic events during the perioperative period. Postoperative follow-up has been continued for 20 months on average, and no restenosis of the internal carotid artery has been experienced in the patients. CEA with a patch graft under mild hypothermia was effective for reducing the occurrence of restenosis and the risk of cerebral ischemia.
- 日本脳卒中の外科学会の論文
- 2002-07-31
著者
-
片山 容一
日本大学医学部脳神経外科・応用システム神経科学
-
原田 忠
日本大学医学部脳神経外科
-
平山 晃康
日本大学医学部脳神経外科教室
-
平山 晃康
日本大学松戸歯学部脳神経外科学講座
-
加納 恒男
日本大学医学部脳神経外科学系脳神経外科学分野
-
平山 晃康
日本大学医学部 脳神経外科学系神経外科学分野
-
片山 容一
日本大学医学部
-
片山 容一
日本大学医学会
-
加納 恒男
日本大学医学部 脳神経外科
関連論文
- 脳深部刺激療法のデバイスを知る・使う : 脳深部刺激療法のデバイス(脳神経外科治療のデバイスを知る・使う)
- 皮質下機能温存に留意した弁蓋部グリオーマの手術(手術訓練としての外科解剖実習(2):手術合併症を防ぐために-第23回微小脳神経外科解剖セミナーより-)
- 1.不随意運動に対する脳深部刺激療法(PS1-4 最新のニューロモデュレーション,プレナリーセッション,手術再考,第30回日本脳神経外科コングレス総会)
- 脳深部刺激装置, 脊髄硬膜外刺激装置(慢性疼痛治療における医療機器の現状と展望)
- 診療参加型臨床実習医学生における生命倫理についての意識調査
- 術中脳循環イメージングの進歩
- 運動野・錐体路におけるMEPモニタリングの実際(脳神経外科手術のモニタリング)
- 2. 運動野・錐体路 : MEPモニタリングの実際(Part 1:皮質・白質機能の局在と温存, PS1-1 神経機能局在と脳神経外科手術, 第27回 日本脳神経外科コングレス総会)
- 前頭前野損傷による高次機能障害(Editorial Comment)
- 3. 皮質下機能温存に留意した弁蓋部グリオーマの手術(2)グリオーマ手術に生かすWhite Matter Dissection,PS3-1 第23回微小脳神経外科解剖セミナー「手術訓練としての外科解剖実習」,プレナリーセッション,テクノロジーの進歩と脳神経外科の未来,第29回日本脳神経外科コングレス総会)
- 冠動脈バイパス術と頚動脈内膜摘除術の同時手術の1例 : 術中・術後脳モニターリングとしての S-jO_2, rSO_2 の有効性
- 短期間に著明な石灰化を示したアスペルギルス性脳膿瘍の1治験例
- MIBG心筋シンチグラフィー非低下例に対するSTN-DBSの長期効果
- 脊髄小脳変性症の振戦に対してVo/Vim-DBSが有効であった2例
- On-demand 脳深部刺激システムによる企図振戦の制御 : 筋電図パターンによる上肢運動判別の試み
- 一次性ジストニアに対するGPi-DBSの長期効果と予後予測因子
- 書痙に対する視床脳深部刺激療法
- 両側視床下核刺激術における脳深部刺激電極挿入中の brain shift についての検討
- 定位脳手術を用いた脳深部刺激電極挿入術中の brain shift
- パーキンソン病の自律神経機能に対するSTN-DBSの効果
- 若年発症性パーキンソン病における視床下核刺激療法の利点
- 視床下核刺激療法(STN-DBS)後の気分, 認知, 精神症状の変化
- ジストニアの臨床像と脳深部刺激療法の効果
- 神経電気生理検査による術中モニタリング
- 若年発症性パーキンソン病に対する視床下核刺激療法の効果
- パーキンソン病に対する視床下核刺激術が体重に及ぼす影響
- ジストニアの淡蒼球神経活動解析
- 脊髄の画像診断の進歩
- EC-ICバイパス術における術中インドシアニングリーン蛍光アンジオグラフィー
- 重症くも膜下出血患者に対する治療選択と治療成績 : 「破裂脳動脈瘤治療についての前向き集計」短期成績より(脳動脈瘤の前向き調査)
- 4. 血管内治療の役割(Part 1:AVM (SM grade 3) の治療, PS3-1 多角的治療戦略の焦点 : AVM/頭蓋底腫瘍, 第27回 日本脳神経外科コングレス総会)
- 血栓化を伴った未破裂巨大脳動脈瘤 : 治療困難例の検討
- パッチグラフトを用いたCEA : 手術手技と中期成績
- CEA術中の脳酸素飽和度持続モニタリングによる脳循環動態の検出
- 動眼神経麻痺にて発症した未破裂脳動脈瘤例 : 瘤内コイル塞栓術による神経症状改善効果
- 閉塞性脳血管疾患に対する脳神経外科手術
- 2.脳血管外科手術中の低体温下血流一時遮断の実際
- 脳保護のための術中低体温療法
- モルフィンの有効な脊髄損傷後 deafferentation pain 症例についての検討
- 脳血管外科:最近の進歩
- 遷延性意識障害患者に対するdeep-brain stimulation therapyの適応と治療効果 : Pain-related P250を用いた評価
- 表在性くも膜嚢胞に対する temporary cyst-peritoneal shunt
- パーキンソン病に伴う四肢の変形に対する視床下核脳深部刺激療法(STN-DBS)の効果とその役割
- パーキンソン病における四肢の striatal deformity に対する視床下核脳深部刺激療法(STN-DBS)の効果
- ジストニアに対する淡蒼球内節刺激療法 : 効果と予後予測因子
- 脳神経外科疾患 : 神経内視鏡での治療
- Dolichoectasia を合併した破裂脳動脈瘤の1例
- 脳細胞移植
- スポーツと脳振盪 : 脳振盪はなぜ予防しなくてはいけないのか(3.脳振盪とスポーツ選手の復帰,臨床において対応に苦慮する事例)
- 特集にあたって(器質性病変を持つてんかんの外科治療)
- 3. 脳深部刺激療法のデバイス : 使用にあたっての留意点(PS2-2 脳神経外科治療のデバイスを知る・使う,プレナリーセッション,テクノロジーの進歩と脳神経外科の未来,第29回日本脳神経外科コングレス総会)
- 1. 頭部外傷を再生医学から考える(PS1-2 頭部外傷:最新の知見をまじえて,プレナリーセッション,テクノロジーの進歩と脳神経外科の未来,第29回日本脳神経外科コングレス総会)
- 神経障害性疼痛に対する Dual-lead を用いた脊髄刺激療法と low-dose ketamine 点滴療法の併用効果
- 脊髄外科における術中モニタリング(第6回脊髄外科教育セミナーより)
- 《第7回》感覚系・運動系の機能回復 : パーキンソン病に対する脳深部刺激療法
- Perfusion Balloon Catheter を第一選択に用いた左上腕アプローチからの冠動脈形成術の有効性
- 社会体験学習
- 眼窩部頭蓋骨海綿状血管腫の1例
- 頭蓋内内頸動脈血豆状動脈瘤の一例
- 一過性脳虚血における flavoprotein 蛍光イメージングと体性感覚誘発電位の比較 : 虚血時間の影響
- マルチチャンネルNIRS : 光学的脳血流酸素代謝測定について
- Functional MRIによる運動・言語領野同定 : その方法と問題点
- 神経活動時の cerebral blood oxygenation (CBO) の多様性と functional MRI の限界
- (2)スポーツによる脳震盪は何故予防しなくてはならないのか(4. 脳震盪とスポーツ選手の復掃,PS2-3 臨床において対応に苦慮する事例検討I,プレナリーセッション,脳神経外科の夢と志,第28回日本脳神経外科コングレス総会)
- (1)脳震盪 : スポーツ選手の復帰のガイドライン(4. 脳震盪とスポーツ選手の復掃,PS2-3 臨床において対応に苦慮する事例検討I,プレナリーセッション,脳神経外科の夢と志,第28回日本脳神経外科コングレス総会)
- 下垂体腺腫におけるテロメラーゼ活性の生物学的意義
- 心血管造影時のIomeprol400mgI/mlの臨床的有用性 -熱感・疼痛と血行動態に及ぼす影響-
- スポーツ外傷における繰り返し脳損傷の病態と予防対策
- スポーツ神経外傷の現状 : 文献学的検索
- 小児巨大三叉神経鞘腫の1例
- スポーツによる頭部外傷
- Glioblastoma の血管新生 : 微小血管の微細構造の特徴と Weibel-Palade 小体、VEGFの発現
- パーキンソン病に対する視床下核脳深部刺激療法(STN-DBS)(パーキンソン病)
- 2.パーキンソン病に対する視床下核脳深部刺激療法(STN-DBS)(PS-9 パーキンソン病:ドーパ副作用の克服を目指して,プレナリーセッション,第26回 日本脳神経外科コングレス総会)
- 脳腫瘍
- わが国のアマチュア・ボクシングにおける急性脳損傷 : アンケート調査による
- 顔面静脈経由に Micrus coil を用いて塞栓術を行った海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻の1例
- 慢性電気刺激が神経系に及ぼす長期的作用 : ラットモデルでの検討
- 大脳皮質への長期慢性電気刺激による神経修飾効果 : ラットモデルにおけるc-Fos蛋白の発現を用いた検討
- ラットの sensorimotor cortex に対する長期慢性電気刺激によるc-Fos蛋白の発現
- 遷延性意識障害に対する脳深部刺激療法
- 定位脳手術中のヒト脳内ニューロン活動記録
- Cortico-spinal MEP を用いた大脳皮質運動領刺激電極留置部位決定の重要性 : 硬膜外グリッドを用いた検討から
- ジストニアの臨床像と脳深部刺激療法の効果
- 定位・機能神経外科手術におけるシミュレーション技術の意義
- 準微小電極を用いた神経活動電位記録によるSTNの同定
- 脳深部刺激電極挿入術中の brain shift に対する予測因子についての検討
- Tremor-frequency activity ニューロンの分布と位相
- 末梢神経損傷後の求心路遮断痛に対する視床知覚中継核刺激療法
- Camptocormia に対する淡蒼球内節刺激療法 : 効果に影響を及ぼす要因
- パーキンソン病に対する視床下核(STN-DBS)の効果
- Leksell SurgiPlan ならびに AtlasSpace を用いた視床下核の位置決定 : 準微小電極を用いた脳内細胞外神経活動電位記録との比較
- 各種外傷とその初期診断・対応と復帰のガイドライン : 脳振盪
- 頭蓋内圧制御と減圧開頭術(頭部外傷治療のスタンダードと問題点)
- 2. 頭蓋内圧制御と減圧開頭術(PS1-3 頭部外傷治療のスタンダードと問題点, 第27回 日本脳神経外科コングレス総会)
- 重症頭部外傷の治療 : 過去10年間で何が変わったか
- 硬膜下にまで一部が進展した頭蓋骨内髄膜腫の一例
- Medulloblastoma の治療成績と予後因子
- 小児頭蓋内 PNET の予後と HBA-71 免疫反応
- 移転性脳腫瘍の治療