虚血発症未破裂脳動脈瘤 : その治療戦略
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概要
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Recently less invasive diagnostic tools for the brain have been developed rapidly at a time when the population of the elderly has become enormous. Likewise, the number of patients having uAN-associated ischemic complications has grown sharply. For this special category of uAN, risk-benefit analysis is extremely difficult. Higher morbidity/mortality is common but rupture rates are considered more frequent than incidental uAN. To prevent bleeding from uAN and to reduce complications triggered by precedent ischemic insult, we have performed radical surgery for such special uAN according to the following guidelines: 1) 70 years old and younger, without serious neurological deficits or general complications, capable of independent life, 2) significant interval (3-6 months) required between precedent ischemic insult and radical surgery, 3) meticulous examination for the etiology of ischemic condition and adequate treatment for the causes, 4) acceptance of prophylactic surgery such as CEA/stent (2 stage), and STAMCA (concurrent with uAN surgery), 5) prevention of dehydration/hypotension and minimal washout of anti-platelet/thrombotic drug through perioperative period, 6) avoiding too much aspiration of CSF, long-time compression of the brain, temporarily occlusion of arteries, and sacrifice veins. We analyze the results of this series and evaluate the strategy in relation to the cause of complications. Surgical mortality was 0 and morbidity was observed in 3 patients (permanent: 1; 6.25%, transient: 1; 6.25%). Good results were obtained by our strategy. Precedent ischemic insult may not deeply influence the result. Concurrent bypass did not increase risk of ischemic complication during radical surgery for uAN. However, much attention must be paid to sclerotic perforating artery, brain atrophy, and craniocerebral disproportion in patient with uAN and precedent ischemic accident.
- 日本脳卒中の外科学会の論文
- 2004-03-31
著者
-
鈴木 倫保
山口大学医学部脳神経外科
-
加藤 祥一
山口大学附属病院 脳神経外科
-
石原 秀行
山口大学附属病院 脳神経外科
-
秋村 龍夫
山口大学附属病院 脳神経外科
-
藤井 正美
山口大学医学部脳神経外科
-
野村 貞宏
山口大学医学部脳神経外科
-
秋村 龍夫
山口大学医学部脳神経外科
-
藤澤 博亮
山口大学 脳神経病態
-
末廣 栄一
山口大学医学部 脳神経病態学(脳神経外科)
-
加藤 祥一
山口大学医学部 脳神経病態学(脳神経外科)
-
梶原 浩司
山口大学医学部 脳神経病態学(脳神経外科)
-
秋村 龍夫
山口大学 脳神経病態
-
加藤 祥一
山口大
-
吉川 功一
システム統御医学系・脳神経外科学
-
吉川 功一
山口大学医学部脳神経外科
-
石原 秀行
山口大学医学部脳神経外科
-
藤洋 博亮
山口大学医学部脳神経病態学脳神経外科
-
梶原 浩司
山口大学医学部 脳神経外科
-
野村 貞宏
山口大学脳神経外科講座
-
鈴木 倫保
山口県済生会下関総合病院 脳神経外科
-
梶原 浩二
山口大学医学部脳神経外科
-
加藤 祥一
山口大学大学院医学系研究科 システム統御医学系学域 脳・神経病態制御講座 脳神経外科
-
末廣 栄一
健和会大手町病院脳神経外科:山口大学医学部脳神経外科
-
石原 秀行
山口大学大学院医学系研究科 システム統御医学系学域 脳・神経病態制御講座 脳神経外科
-
鈴木 倫保
山口大学医学部
-
石原 秀行
山口大学医学部 脳神経外科
-
野村 貞宏
山口大学医学部 脳神経外科
-
末廣 栄一
山口大学医学部 脳神経外科
-
加藤 祥一
山口大学医学部
-
藤井 正美
山口大学医学部 脳神経外科
-
秋村 龍夫
山口大学医学部 脳神経外科
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