経営倫理・経営教育
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概要
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企業の不祥事が絶えない。BSEに関する食肉偽装、建設業界の入札談合、さらには海外でもエンロン、ワールドコムなど枚挙に暇ない。企業の自浄機能として経営倫理への取組みが問われている所以である。ただし、経営倫理は不祥事の予防だけではなく、その概念を礎石として企業の持続可能な成長に貢献することが目的である。本報告では持続可能な成長の根幹となるセルフ・ガバナンスの考え方と、インテグリティーをコンセプトとした経営倫理の内部制度化について提言する。その上で、経営倫理に関する経営教育の視点から基本的考え方、取組みの方向性、効果などについて論じる。内部制度化としての「倫理規程」、「倫理担当・推進部門」、「経営倫理の教育・訓練」、「コミュニケーション啓発活動」の4つの要素はそれぞれの活動が単独に実施されるのが有効なのではなく、相互に連動した取組みが有用性を発揮する。その相互連動の有効性についても提言する。
- 日本経営教育学会の論文
- 2003-10-24
著者
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