石垣島の亜熱帯気象条件を利用した感光性イネ遺伝資源の種子増殖
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概要
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日本本土では種子の増殖が困難な感光性イネ遺伝資源を, 沖縄県石垣島の亜熱帯気象条件を利用して安全にかつ短い生育期間で採種できる栽培方法を検討した.茨城県つくば市で5月播種した場合に11月20日以前に出穂する程度の感光性を持つ品種は, 石垣島の圃場条件で7月に播種すると, 不稔が少なく, かつ短い生育期間で採種ができると結論した.つくば市で11月20日以降に出穂するような感光性極強品種は, いずれの播種時期でも不稔が多く, 安定した採種ができなかった.
- 日本熱帯農業学会の論文
- 1994-12-01
著者
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山守 誠
国際農林水産業研究センター
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長峰 司
国際農林水産業研究センター沖縄支所
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長峰 司
国際農林水産業研究センター・沖縄支所
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Nagamine Tsukasa
国際農林水産業研究センター沖縄支所:(現)農業生物資源研究所
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山守 誠
農業技術研究機構 東北農研セ
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