EMCテストサイトの基本問題〔2〕 : CISPR勧告草案(1989)の評価と問題点
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概要
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CISPR草案(1989)は、NSA(Normalized Site Attenuation)の概念を導入しているが、物理的意味が不明確な上、従来のCSA(Conventional Site Attenuation)との関係も明らかではない。本論文は、NSAとCSAの関係式を求めてグラフ化すると共に、新たにNSIF(Normalized Site Gain or Improvement Factor)を定義して、その有用性を示した。次に、異種長テストサイト間の相関値が、勧告による20Log(距離比)dbとは大きく異なる(5〜10dB以上)ことを例示し、これが現行の金属面大地を設けたオープン・エリア・テストサイト(Open Area Test Site)の宿命的欠陥であると述べている。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1990-11-16
著者
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