レターボックス方式EDTVの3次元雑音特性の検討(<論文小特集>MUSE・EDTV)

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概要

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雑音を画面上の時空間的な3次元信号としてとらえた3次元雑音特性について, 同一画面高で表示した場合のレターボックス方式EDTVと現行方式を比較して論じた.レターボックス方式EDTVは, 一般に空間周波数成分を分離し, その低域成分は主画部で, 高域成分は上下無画部で伝送を行う.また, 現行方式と比べて, 映像の表示は空間的な拡大に相当する処理を伴う.これらは, 3次元雑音電力を増加させる, あるいは雑音電力スペクトル密度を低減側に変換する, など雑音特性に変化を与えることを示し, さらに, 3次元雑音評価関数を用いた評価雑音電力の計算を行った.その結果, レターボックス方式EDTVの評価雑音電力は, 主画部信号に由来する分だけでも増加すること, 無画部信号の雑音の影響がさらにこれに加わることを示した.
社団法人映像情報メディア学会の論文
1994-12-20

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