クラスタ化された特徴セットにより学習された複数識別器を用いた性別認識(テーマセッション, 顔・ジェスチャーの認識・理解)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
機械学習の手法を用いて、人物の顔画像からその人物の人物属性(性別、年齢、人種など)を認識する技術が研究されてきた。実環境における顔画像からの人物属性認識率は、属性の違いによる顔画像の差が照明や顔向きの差による顔画像の違いによって薄れてしまうために、限定された環境での認識率に比べて大きく低下する。本研究では、限定環境下で学習された認識性能の高い複数の識別器を用いて実環境下での認識率の向上を図る。学習用特徴ベクトルはさまざまな環境下で撮影された顔画像から抽出され、これをクラスタリング技術を用いて自動的に分割して学習データとすることにより複数の識別器を構成する。またクラスタ境界近傍の学習サンプルを複数の識別器で共有することによりクラスタ境界での性能低下を防ぐ。特徴量として四方向面特徴を、識別器としてサポートベクタマシンを用い、本手法を性別認識に適用することで実環境下で87.3%の性別認識率を得た。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-10-21
著者
-
池田 仁
富士ゼロックス株式会社
-
鹿志村 洋次
富士ゼロックス株式会社
-
桑原 隆比古
富士ゼロックス株式会社
-
加藤 典司
富士ゼロックス株式会社
-
鹿志村 洋次
富士ゼロックス株式会社中央研究所
-
加藤 典司
富士ゼロックス(株)研究技術開発本部
関連論文
- 顔画像の詳細解析による気分変化の推定技術
- 顔画像の詳細解析による気分変化の推定技術(マルチモーダル情報処理とインタフェース&応用システム及び一般)
- クラスタ化された特徴セットにより学習された複数識別器を用いた性別認識(テーマセッション, 顔・ジェスチャーの認識・理解)
- 作業分析のための顔及び手検出結果による動画像インデキシング(一般セッション(3))(ITS・監視・セキュリティのためのパターン認識・メディア理解)
- 自己組織化マップを用いた新規自動クラスタリング手法
- カーネル法を用いた形状認識モデルの提案とその回転顔画像検出への適応
- 新しい移動度モデルに基づく多結晶シリコンTFTの2次元解析
- XYI空間における面特徴を用いた顔認識(顔・身体動作認識, 画像の認識・理解論文)
- 画像分割を用いた高速顔検出 : 顕著度による探索領域抑制(「感性情報処理の基礎と応用」及びヒューマン情報処理一般)
- 変形ランダムフォレストを用いた画像自動アノテーション(テーマセッション,映像処理とTRECVID)
- 適応的ガウス混合モデルを用いた画像アノテーション(一般セッション,実世界文字認識と理解)
- 混合ガウスモデルを用いた自動画像アノテーション手法に対するノンパラメトリックベイズモデルの適用
- 適応的ガウス混合モデルを用いた画像アノテーション
- Cell-HOG特徴量を用いた顕微鏡画像からの有核赤血球自動検出
- 混合ガウスモデルを用いた自動画像アノテーション手法に対する ノンパラメトリックベイズモデルの適用(テーマセッション,コンピュータビジョンとパターン認識のための機械学習及び企業ニーズセッション)
- 混合ガウスモデルを用いた自動画像アノテーション手法に対するノンパラメトリックベイズモデルの適用(コンピュータビジョンとパターン認識のための機械学習及び企業ニーズセッション)