186. 自作術中コーンの検討(治療-7 補助具)

概要

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線量分布から臨床上信頼度の高いコーンであると言える。又漏洩線量も極めて低く、周囲組織や臓器に対して不必要な被爆がさけられ、理想的な線量分布が得られたと考えられた。また透過良好なアクリルを取り付ける事により、実測では、表面近くの線量が大きくなっているが僅かな線量上昇なので問題ないとおもはれる。しかしビルドアップを考慮すれば、アクリルを付けた方が有利と考えられる。又アクリルを取り付けたほうが視野が拡大し時間短縮にもつながった。以上の事のほかに、他施設での応用も可能と考えられ又、非常に安価であり、一週間程度と作成期間も短い為今後の改良についても即対応が可能と考えられる。当院でも接続部の問題について、ビスどめでは無く、ワンタチ装点式を考慮中である。以上の事から今回作成したコーンは臨床上有用で、各施設ごとの改良が容易な事から、各施設ごとに使用上有利なコーンが、作成可能と考えがえられる。最後に制作に後協力を頂きました、宮澤制作所及び明和株式会社両社に感謝致します。
社団法人日本放射線技術学会の論文
1993-02-01