51. 遠隔操作と炭酸ガスを併用した注腸検査手技について(注腸造影技術)

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概要

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簡単な装置を使い、遠隔操作で炭酸ガスを使用した注腸検査ができた。二連球によるガス圧の操作と体位変換により、バリウムが常に先行して撮影することができた。一方、炭酸ガスを一度エニマユニット内に貯めておくことで、室温と同温の炭酸ガスを使用することができた。また、高圧のガスが直接大腸に注入されることなく、二連球で圧力を調節しながら注入できるので安全性は高かった。今回は、患者の苦痛軽減に有用であるといわれている炭酸ガスを使用しての検査手技について検討したが、現在この方法を用いて症例を収集中である。炭酸ガスの使用については検査時間にともなうバリウムのひびわれ、また、実際に患者の苦痛軽減になったのかどうかまだまだ問題は多くある。これらを含めて今後さらに検討を加えていきたい。
社団法人日本放射線技術学会の論文
1991-02-01

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