インバータ式X線装置のX線出力比較
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概要
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The x-ray output of 54 inverter-type x-ray apparatuses used at 18 institutions was investigated. The reproducibility and linearity of x-ray output and variations among the x-ray equipment were evaluated using the same fluorescence meter. In addition, the x-ray apparatuses were re-measured using the same non-invasive instrument to check for variations in tube voltage, tube current, and irradiation time. The non-invasive instrument was calibrated by simultaneously obtaining measurements with an invasive instrument, employing the tube voltage and current used for the invasive instrument, and the difference was calculated. Reproducibility of x-ray output was satisfactory for all x-ray apparatuses. The coefficient of variation was 0.04 or less for irradiation times of 5 ms or longer. In 84.3% of all X-ray equipment, variation in the linearity of x-ray output was 15% or less for an irradiation time of 5 ms. However, for all the apparatuses, the figure was 50% when irradiation time was the shortest(1 to 3 ms). Variation in x-ray output increased as irradiation time decreased. Variation in x-ray output ranged between 1.8 and 2.5 compared with the maximum and minimum values, excluding those obtained at the shortest irradiation time. The relative standard deviation ranged from ±15.5% to ±21.0%. The largest variation in x-ray output was confirmed in regions irradiated for the shortest time, with smaller variations observed for longer irradiation times. The major factor responsible for variation in x-ray output in regions irradiated for 10 ms or longer, which is a relatively long irradiation time, was variation in tube current. Variation in tube current was slightly greater than 30% at maximum, with an average value of 7% compared with the preset tube current. Variations in x-ray output in regions irradiated for the shortest time were due to photographic effects related to the rise and fall times of the tube voltage waveform. Accordingly, in order to obtain constant x-ray output, inverter-type x-ray equipment should generate rectangular waveforms with short rise and fall times.
- 社団法人日本放射線技術学会の論文
- 2000-05-20
著者
-
宮崎 茂
小田原循環器病院 放射線科
-
宮崎 茂
東邦大学医学部附属大橋病院
-
石川 光雄
北里大学医療衛生学部
-
林 明子
川崎医療短期大学放射線技術科
-
林 明子
川崎医療短期大学
-
浅野 宏
川崎市立川崎病院放射線科
-
浅野 宏
川崎市立井田病院
-
篠原 文章
日本医科大学付属第一病院
-
井手 敏典
聖路加国際病院
-
角田 昭夫
川崎市立井田病院放射線部
-
三宅 博之
川崎市立井田病院放射線科
-
井手 敏典
鹿島建設株式会社健康管理センター
-
石川 光雄
神奈川乳房画像研究会
-
立澤 正浩
聖母病院放射線科
-
山本 桂一
川崎市立井田病院放射線科
-
谷越 雅幸
日本医科大学付属病院放射線科
-
篠原 文章
日本医科大学付属病院放射線科
-
荒居 広明
財団法人心臓血管研究所附属病院放射線部
-
立澤 正浩
X線装置研究会
-
荒居 広明
心臓血管研究所附属病院 放射線科
-
荒居 広明
(財)心臓血管研究所
-
林 明子
川崎医療短大
-
山本 桂一
川崎市立井田病院・放射線科
-
三宅 博之
川崎市立井田病院
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