溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究(第1報) : 脱酸剤としてFe-Mnを使用した場合
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概要
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A physico-chemical study has been made on the chemical reaction between molten slag and metal in welding process by the arc welding electrode containing Fe-Mn in its coating as deoxidizer, and the following results were obtained. (1) Equilibrium index K´Mn{(% MnO)/[%Mn]・(%FeO)} is independent of slag-basicity, and its value is 3.08 (2) Equilibrium index K´o{{%O}/(%FeO)} is also independent of slag-basicity, and its value is D.00973. (3) Equilibrium index K´si{[%Si]・(%FeO)/(%SiO_2)} increases with decreasing slag-basicity, and the relation between K´si and basicity BL is represented by the following equation; logK´si=-0.4080B_L-0.668 (4) Activity coefficient of SiO_2 in weld slag "y_<SiO_2>" increases with decreasing slag-basicity, where y_<SiO_2>→1 when slag-basicity B_L→0, and it is a function of only B_L, represented by the following equation; Iog y_<SiO_2>=-0.408B_L (5) Oxygen content in weld metal has not only relations with Si content in weld metal, but also slag-basicity and SiO_2 content in weld slag, and the following equation was obtained for oxygen: content in weld metal; log[%O]=-0.204B_L-0.5log[%Si]+0.5log(%SiO_2)-2.346 (6) The expression of slag-basicity proposed by K. Mori is the most suitable for weld slag.
- 社団法人溶接学会の論文
- 1961-04-25
著者
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