溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究(第 3 報) : 脱酸剤として Fe-Mn と Fe-Al を併用した場合
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
A physico-chemical study has been made on the chemical reactions between slags and metals in welding processes using two series of electrodes containing 10% Fe-Al and 5% Fe-Mn, or 15% Fe-Al and 5% Fe-Mn in the coatings as deoxidizers, and the following results were obtained. (1) Equilibrium index K'_<Mn> decreases with increasing basicities of slags B_L and Fe-Al contents in the coatings. The relations between K'_<Mn> and B_L are represented by the following equations; log K'_<Mn(10Al, Mn Deoxidation)>=-0.047B_L+0.167 log K'_<Mn(15Al, Mn Deoxidation)>=-0.047B_L-0.013 (2) K'_<Al> increases with increasing B_L and Fe-Al contents. The relations between K'_<Al> and B_L are represented by the following equations; log K'_<Al(10Al, Mn Deoxidation)>=+0.074B_L+3.175 log K'_<Al(15Al, Mn Deoxidation)>=+0.074B_L+3.517 (3) K'_<SiO_2> decreases with increasing B_L, and increases with increasing Fe-Al contents. The relations between K'_<SiO_2> and B_L are represented by the following equations; log K'_<SiO_2(10Al, Mn Deoxidation)>=-0.408B_L-0.757 log K'_<SiO_2(15Al, Mn Deoxidation)>=-0.408B_L-0.585 (4) K'_<TiO_2> decreases with increasing B_L, and increases with increasing Fe-Al contents. The relations between K'_<TiO_2> and B_L are represented by the following equations; log K'_<TiO_2(10Al, Mn Deoxidation)>=-0.204B_L-1.807 log K'_<TiO_2(15Al, Mn Deoxidation)>=-0.204B_L-1.574 (5) The activity coefficients y_<M_mO_n> of various oxides in weld slags are represented by the following equations, where y_<M_mO_n>⟶1,when B_L⟶ O; log y MnO=+0.047B_L log y Al_2O_3=-0.074B_L log y SiO_2=-0.408B_L log y TiO_2=-0.204B_L
- 社団法人溶接学会の論文
- 1962-04-25
著者
関連論文
- 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究(第 5 報) : 溶接における脱酸
- 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究(第 4 報) : 合金元素として Ni, Cr, Mo, W および V を添加した場合
- 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究
- 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究(第 3 報) : 脱酸剤として Fe-Mn と Fe-Al を併用した場合
- (9) 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究(第 5 報) : 溶接における脱酸(昭和 37 年度春季学術講演会講演概要)
- 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究-5-
- 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究-4-
- 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究-3-
- 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究(第 2 報) : 脱酸剤として Fe-Si を単独で使用した場合および Fe-Mn と Fe-Si を併用し場合
- 溶鉄および溶滓成分の活量 (II)
- 溶鉄および溶滓成分の活量 (I)
- (11)溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究(第4報) : 合金元素としてNi, Cr, Mo, VおよびWを単独に添加した場合(昭和36年度秋季学術講演会講演概要)
- (10)溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究(第3報) : 脱酸剤としてFe-AlとFe-Mnを併用した場合(昭和36年度秋季学術講演会講演概要)
- 溶着鋼の気孔生成に関する物理化学的研究
- 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究(第1報) : 脱酸剤としてFe-Mnを使用した場合
- (3)溶着鋼の気孔生成に関する物理化学的研究(第2報) : 溶着鋼のCOガスポテンシヤルと気孔度(昭和36年度春季学術講演会講演概要)
- 溶着鋼の気孔生成に関する物理化学的研究
- 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究-1-
- 溶鉄および溶滓成分の活量-2-
- 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究-2-
- 展望:厚鋼材の現状と将来 (厚鋼材)
- 2Vシャルピ-衝撃特性値の意義について
- 鋼板のラメラテアとその対策
- (6) 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究(第 2 報) : 脱酸剤として Fe-Si を使用したばあい, および Fe-Mn と Fe-Si を併用したばあい(常温圧接の応用)(昭和 35 年度秋季学術講演会講演概要)
- (5) 溶接過程における溶滓と溶鋼との間の化学反応に関する物理化学的研究(第 1 報) : 脱酸剤として Fe-Mn を使用したばあい(常温圧接の応用)(昭和 35 年度秋季学術講演会講演概要)
- (1) 溶着鋼の気孔生成に関する物理化学的研究(第 1 報) : 溶鋼の CO ガスポテンシャル(常温圧接の応用)(昭和 35 年度秋季学術講演会講演概要)