画像特徴量分析による可変ビットレート制御方法の検討
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概要
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画像信号を一定の量子化ステップで符号化を行なった場合、再生画像は、一様に劣化するのではなく、符号化雑音が目立つ領域と目立たない領域がある。そこで、領城毎に適応的に量子化ステップを設定する制御を行ない、視覚的な劣化を低減する方法が検討されている。先に筆者らは、固定ピットレート伝送下の符号化制衡方法として、マクロプロック単位で複数の特徴量を用いた量子化制御方法の有効性を示した。本稿では、固定ビットレート伝送に比べ発生情報量に対する制限が緩やかである可変ビットレート伝送において、符号化による全体の発生情報量を制限として設け、復数個の特徴量から推定される画質劣化度合により、フレーム単位の量子化制御方法を提案し、その効果を考察する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
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八島 由幸
NTTサイバースペース研究所
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清水 淳
NTT ヒューマンインタフェース研究所
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八島 由幸
NTT ヒューマンインタフェース研究所
-
清水 淳
Ntt東日本
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清水 淳
Ntt ヒューマンインタフェース研
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