ATM化共通線信号網の故障復旧に関する検討 : VPM切替とTP-3切替の比較
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概要
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ATM技術を用いた共通線信号網が実現されると、既存のSTM網に比較し、故障時の復旧方式に対する考え方が大きく異なる。既存信号網の場合、信号網のレイヤ3機能であるMTP-3(Message-Transfer-Part level3)切替とSTMパス切替が適用され、両切替方式はお互い独立に動作している。但し、パス切替は切替完了までにMTP-3切替の十数倍の時間を要する。従って、故障の大部分がMTP-3切替により回避されているのが現状である。これに対し、ATM化共通線信号網においては、STMパス切替に相当する技術としてVP(Virtual-Path)切替が考えられる。VP切替は、MTP-3切替と同程度あるいはそれより高速な故障復旧が期待されている。本報告では、類似した役割を担う"VP切替"と"MTP-3切替"に着目し、VP切替の有効性を明らかにする。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
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