大都市内の専用線サービスを対象とした網構成の検討
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概要
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近年の加速的な専用サービス需要の増加により,今後の通信網においては,専用線を効率的に運用することが重要な課題である.本論文では,専用サービス需要が大きい大都市内の専用網構成法に関し,低速狭帯域の一般専用サービスにおける網構成上のクロスコネクト(XC)ノード配置法および公衆線と専用線との分離/共用法について,経済性の観点から検討した結果について述べる.まず,一般専用サービスに対する網設備構成および専用線を効率的に運用するための網トポロジーについて述べ,次にこれらの考え方に基づいたXCノード配置案および伝送容量,専用線と公衆線との分離/共用形態に着目した多重化構成案を提案する.続いて,XCノード数と網コストの関係,伝送容量と網コストの関係を,専用線と公衆線との分離形態,共用形態のそれぞれについて述べ,最適なXCノド配置法および最適な伝送容量を与える.最後に総合評価を述べ,専用線需要および装置コストが変化した場合の各網構成案の最適領域を定量的に示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-10-25
著者
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