LiNbO_3導波型共振型光変調器の高効率化
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概要
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光ファイバ通信システムにおいて,LiNbO_3(LN)を用いた光変調器が注目されている.LNは,電気光学効果が100GHz以上の高速応答性を有すること,Ti熱拡散により低損失な光導波路が容易に得られること,などの利点を持つためである.光変調素子を信号処理に利用する場合,素子は必ずしも広帯域である必要はなく,狭帯域であっても,より高い周波数あるいは,より低い電力で動作する素子が望まれる場合がある.このような観点から,我々の研究グループは,帯域光変調器として電極を変調波に対して共振器構造とする,LN導波型共振型光変調器を提案し,試作,変調実験を行なってきた.ここでは,電極構造を開放端非対称コブレナーラインとした新しい導波型共振型光変調器を提案し,解析を行なった.加えて整合回路を二重にした,より高効率な導波型共振型光変調器を提案し,解析を行なった.
- 1995-09-05
著者
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