波長アドレスパケット転送網のアクセス制御
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概要
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将来のB-ISDNの実現に向けて、高速LAN、あるいは加入者転送網のATM化の検討が進められている。この実現に当たってはパケットベースの高スループットネットワークが不可欠となる。我々はこのような要求に対し、スロット単位のアクセス方式と波長をルーティング情報として用いることでスループット改善を可能とする「波長アドレスパケット転送光ネットワーク」を提案した。本報告では、提案するネットワークを実現するためのキー技術となる、可変波長LDの熱ドリフトを抑圧する新しい波長安定化制御方式の提案、及び動作実証を行う。続いてアクセス制御(Media Access Control:MAC)方式を提案し、それに基づき試作したアクセス制御回路でのパケット転送実験結果を報告する。今回行ったこれらの実験により、提案する波長アドレス転送網の動作を実証することができた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
-
塩沢 隆広
日本電気 放送映像事業部 スタジオ技術部
-
高橋 成五
Nec光エレクトロニクス研究所
-
御園 雅俊
NEC光エレクトロニクス研究所
-
下坂 直樹
NEC光エレクトロニクス研究所
-
塩沢 隆広
NEC光エレクトロニクス研究所
-
藤原 雅彦
NEC光エレクトロニクス研究所
-
下坂 直樹
日本電気 放送映像事業部 スタジオ技術部
-
藤原 雅彦
日本電気 放送映像事業部 スタジオ技術部
-
御園 雅俊
日本電気(株)光エレクトロニクス研究所
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