電子メールシステムの更改時における利用者電文の移行方式に関する一考察
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概要
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電子メールシステムにおいて、設備の老朽化あるいは拡張性の問題当から、新たなシステムに利用者を移行する必要が生じる場合がある。その際、利用者に対するサービス品質の継続性の観点から、旧システムから新システムヘの移行が必要となる主な情報に以下のものがあると考えられる。a)利用者の登録情報(利用者識別子、アクセスパスワード、メールボックス契約サイズなどの契約情報、等) b)処理途中の電文に関する情報(指定時刻まで配信が遅延されている電文の情報) c)科用者の電文情報 本稿では、通信端末から電子メールシステムヘのアクセス方式を規定したJUST-MHSに準拠したシステム(以下、システムと呼ぶ)で、且つメールボックスを電子メール通信機関に保有するタイプのシステムについて、システム更改時の電文情報移行方式について考察した結果を述べる。なお、旧システムと新システムとでハードウェアやOS等が異なる場合、移行の際にデータの物理的な形式変更が必要となるが、本稿では、論理的な移行方式についてのみ述ぺる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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