縮小モデルによる地中探査レーダ実験
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概要
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近年、非破壊的に不可視媒質中に存在する物体の検出は、様々な方向から研究されている。特に地中に埋設する物体の検出に関しては、電磁波による方法が注目され、その一部は製品化されるまでになったが、探知距離、分解能、形状識別などにおいてまだ改良の余地があると考えられる。そこで、更なる高性能化の実現のためには、理論および実験の両面からの解析が重要かつ必要である。しかしながら、地中探査レーダの実験に関するものの多くは、屋外で行い、埋設物を形状や材質の異なる物に換えるたびに掘り返すため、手間がかかり、また土壌の電気的特性が変化しやすくなる。この結果、たとえ同じ物を同じ位置に埋め直したとしても、同じ結果を得ることは難しく、大変再現性の悪い実験になりやすい。したがって、本研究ではコンパクトかつ、再現性をもたせるために、疑似土壌媒質を用いた縮小モデルによる実験を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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