コードブック制御による可変長符号化ベクトル量子化
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概要
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近年、ベクトル量子化は情報源の高能率符号化法として注目されている。ベクトル量子化はベクトル次元数の拡大により符号化性能がレート・歪み限界に漸近することが知られている。k次元ベクトルを符号化率rでベクトル量子化する時のコードブックサイズはN=2^<kr>である。ペクトル次元数kを一定とした時、一般にコードブックサイズの増大によりSN比が向上するが、符号化率(伝送ビットレート)も増加する。本研究では、符号化率削減方法として、ハフマン符号化の原理を用い、コードブック制御による可変長符号化ベクトル量子化法を提案した。画像符号化のシミュレーション結果により、本提案方式は通常のベクトル量子化法に比べ、SN比が0.5dB以上改善され、あるいは、同じSN比の場合に符号化率が0.08〜0.1bits/pixel削減できることが分かった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
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