テストプロセスに着目したテスト支援システム

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概要

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通信ソフトウェアは巨大、複雑であり、多くのメンバが開発プロジェクトに加わる。また、高度の信頼性が求められることから、ソフトウェアの正当性の評価精度を高めるため、非常に多くの工数がテスト作業に費やされている。テスト作業には、多くのメンバが、いくつかのチームを編成して同時並行的に作業を進めていく。そのため、ソフトウェアの修正がチーム間で競合し、調整を必要とする頻度が高くなる。この傾向は、編成するチームの数が多くなるほど強くなり、作業の同時並行性を高めるほど強くなる。その一方で、調整に要する時間が長くなり、同時並行性を高めても作業効率は一向に改善しない結果となりかねない。ソフトウェアプロセスの研究では、作業プロセスを明らかにし、作業の効率化を目指す統合環境の検討がなされている。本稿では、このように同時並行性を持つテスト作業を支援する統合環境としてのテスト支援システムについて述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

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