通信SDL仕様シミュレータにおけるメッセージ送受時間について
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概要
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従来、通信ソフトウェアのテストはクロス計算磯によるシミュレーションや実機テストを中心にプログラム自身を対象として実施されてきた。しかし近年、ITU-Tで標準化されている仕様記述言語SDLなどの形式的仕様記述技法の採用に伴い、仕様記述段階からのソフトウェアの検証を可能にしている。ソフトウェアの検証は仕様検証、クロステスト、及び実機テストの3つに大きく分けることができる。筆者らは仕様記述段階から実機テスト段階に至るソフトウェア環境としてSDL設計支援システムを既に報告しており本稿で報告するシミュレータはそのSDL設計支援システムの一部である。本稿では特にクロステストの検証フェーズに焦点を定め、ソフトウェア生産効率の向上を目的に作成されたSDLシミュレータのメッセージシーケンスチャート(MSC)の表示法の提案と実現方式の報告を行なう。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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